2012年10月18日厚生労働省発表
平成24年「高年齢者の雇用状況」集計結果を厚生労働省発表
発表によると、希望者全員が65歳以上まで働ける企業の割合は48.8%。昨年より0.7%上昇。
厚生労働省では、高年齢者を65歳まで雇用するための「高年齢者雇用確保措置」の実施状況など、平成24年「高年齢者の雇用状況」(6月1日現在)の集計結果をまとめましたので、公表します。
「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律」では65歳までの安定した雇用を確保するため、企業に「定年の廃止」や「定年の引上げ」、「継続雇用制度の導入」のいずれかの措置(高年齢者雇用確保措置)を講じるよう義務付け、毎年6月1日現在の高年齢者の雇用状況の報告を求めています。
従業員31人以上の企業約14万社の状況をまとめたもので、この集計では、従業員31人~300人規模を「中小企業」、301人以上規模を「大企業」としています。
【集計結果の主なポイント】
1 高年齢者雇用確保措置の実施状況
高年齢者雇用確保措置を「実施済み」の企業の割合は97.3%(前年比1.6ポイント上昇)
中小企業は97.0%(同1.7ポイント上昇)
大企業は99.4%(同0.4ポイント上昇)
2 希望者全員が65歳以上まで働ける企業等の状況
(1)希望者全員が65歳以上まで働ける企業の割合は48.8%(同0.9ポイント上昇)
中小企業では51.7%(同1.0ポイント上昇)
大企業では24.3%(同0.5ポイント上昇)で、中小企業の取り組みの方が進んでいる
(2)70歳以上まで働ける企業の割合は18.3%(同0.7ポイント上昇)
中小企業では19.1%(同0.7ポイント上昇)
大企業では11.1%(同0.5ポイント上昇)で、中小企業の取り組みの方が進んでいる
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