平成24 年「賃金構造基本統計調査(初任給)」の結果
■大学卒(男女計)の初任給は、前年比1.2%減の199,600 円
厚生労働省は、平成24 年「賃金構造基本統計調査(初任給)」の結果を公表
①学歴別にみた初任給
大学卒の初任給は男女とも前年を下回り、高校卒の初任給は男女とも前年を上回る。
(大学卒)
男女計 199,600 円(前年比 1.2%減、2,400 円減)
男性 201,800 円( 同 1.6%減、3,200 円減)
女性 196,500 円( 同 0.7%減、1,400 円減)
(高校卒)
男女計 157,900 円(同 0.9%増、1,400 円増)
男性 160,100 円(同 0.4%増、 700 円増)
女性 153,600 円(同 1.2%増、1,800 円増)
②企業規模別にみた初任給
・大企業(常用労働者1,000 人以上)および中企業(同 100~999 人)
⇒大学卒の男女で前年を下回り、
・小企業(同10~99 人)
⇒大学卒および高校卒の男女で前年を上回る。
③産業別にみた初任給
・最も初任給が高かった産業
(大学卒)
男女ともに「学術研究,専門・技術サービス業」(男性213,300 円/女性208,100 円)、
(高校卒)
男性は「建設業」(166,200 円)、女性は「生活関連サービス業,娯楽業」(164,500
円)。
・最も初任給が低かった産業
(大学卒)
男性は「医療,福祉」(191,500 円)、女性は「宿泊業,飲食サービス業」(186,700 円)
(高校卒)
男女ともに「金融業,保険業」(男性141,400 円/女性145,000 円)。
④ 初任給の分布
大学卒の初任給は、男女とも20 万円台(200,000~209,900 円)が最も多く(男性41.2%/女性29.2%)、
高校卒の場合は、男性では16 万円台(35.1%)、女性では15 万円台(30.7%)が最も多い。