非正規雇用問題に係るビジョンの概要 

平成24年3月 非正規雇用のビジョンに関する懇談会

(厚生労働省HP参照)

 

[非正規雇用の現状]

・非正規雇用は労働者全体の3分の1を超え、過去最高の水準に。
・特に15~24歳の若年層で、1990年代半ばから2000年代初めにかけて大きく上昇。
また、雇用形態別にみると、近年、契約社員や派遣社員が増加。

 

[非正規雇用のビジョンのポイント]

①人口減少社会の下、労働者が働くことに希望を持ち、活力ある経済社会を構築するためには「人材立国」の実現に向け、社会全体で一人ひとり労働者のキャリア形成を支えることが重要。

 

②合わせて、雇用形態に関わらず安心した生活を送ることができるような道を確保。その際、業務や勤務地等が限定的な多様な正社員も視野。また、フリーター等の「不本意非正規就業者」について正規雇用への転換支援。

 

これにより、正規・非正規の二極化を解消し、労働者の士気や職業能力の向上につなげ、企業の生産性の向上、ひいては、日本経済全体の発展につなげるという「好環境型社会」を目指す。

 

[施策の具体的方向]

①若者に雇用の場を確保

②正規雇用・無期雇用への転換促進

③中立的な税・社会保障制度の構築

④公正処遇の確保、不合理格差の解消

⑤均等、均衡待遇の効果的促進

⑥職業キャリアの形成の支援

雇用のセーフティネットの強化