1分間Q&A
(Q)標準賞与額とは
(A)平成15年4月から導入された総報酬制度により、賞与から保険料を納めるようになりました。保険料の対象となる賞与の額は、被保険者に支給される賞与の1,000円未満を切り捨てた額で、これを標準賞与額といいます。
この標準賞与額に保険料率を乗じて保険料を計算します、
健康保険法と厚生年金保険法には、それぞれ
健康保険法⇒年度の累計額は540万円
厚生年金保険法⇒各賞与の額の上限が150万円
というように上限が決められています。
例えば
6月…300万円、12月…200万円、翌年3月…100万円の場合
6月は
健康保険⇒300万円で計算
厚生年金⇒150万円で計算
12月は
健康保険⇒200万円で計算
厚生年金150万円で計算
翌年3月は
健康保険⇒40万円で計算
厚生年金⇒100万円で計算
ちなみに、賞与とは、賃金・給料・俸給・手当・賞与その他いかなる名称であるかを問わず、労働者が労働の対償として受けるすべてのもののうち、3月を超える期間ごとに受けるものをいう。