平成25年 厚生労働白書 p158 M字カーブ

M字カーブを描く日本女性の年齢階級別労働力率 p158
潜在的労働力率は高い女性の労働力率

 2012(平成24)年の労働力人口をみると、女性は2,766 万人と、前年に比べ2 万人減少し、男性は3,789 万人と、前年に比べ33万人減少した。

 

この結果、労働力人口総数は、前年より36万人減少して6,555万人となり、労働力人口総数に占める女性の割合は42.2%となって、前年に比べ0.2%ポイント増加した。


2012年の女性の労働力率を年齢階級別にみると、

25~29歳層及び45~49歳層を左右のピークとし、

35~39歳層を底とするM字カーブを描いている。

 

1970(昭和45)年以降、10 年ごとの推移をみると、25~29歳層及び30~34歳層の上昇幅が大きく、M 字の底は上がってきているものの、潜在的労働力率と現実の労働力率との差は、依然として大きい。
なお、M 字の底の年齢層が上の層にシフトしている。これは、第2章第2節及び第3
節でみてきたとおり、結婚年齢や出産年齢の上昇に起因したものと考えられる。