平成27年11月27日、厚生労働省から平成27年度の障害者雇用状況の集計結果が発表されました。
障害者雇用促進法では、事業主に対し、常時、雇用する従業員の一定割合(法定雇用率、民間企業の場合は2.0%)以上の障害者を雇うことを義務付けています。
今回の集計結果は、同法に基づき、毎年6月1日現在の身体障害者、知的障害者、 精神障害者の雇用状況について、障害者の雇用義務のある事業主などに報告を求め、それを集計したものです。
集計結果の主なポイント
<民間企業>(法定雇用率2.0%)
○雇用障害者数、実雇用率ともに過去最高を更新。
・雇用障害者数は 45 万3133.5 人、対 前年5.1%(21,908.0人)増加
・実雇用率1.88%、対前年比0.06ポイント上昇
○法定雇用率達成企業の割合は 47.2%(前年比2.5ポイント上昇)
<公的機関>(同2.3%、都道府県などの教育委員会は2.2%)※( )は前年の値
○雇用障害者数及び実雇用率のいずれも対前年で上回る。
・ 国 :雇用障害者数 7,371.5人(7,326.0人)、実雇用率 2.45%(2.44%)
・ 都道府県 :雇用障害者数 8,344.0人(8,284.5人)、実雇用率 2.58%(2.57%)
・ 市町村 :雇用障害者数 2万5,913.5人(2万5,265.0人)、実雇用率 2.41%(2.38%)
・教育委員会:雇用障害者数 1万4,216.5人(1万3,930.5人)、実雇用率 2.15%(2.09%)
<独立行政法人など>(同2.3%)※( )は前年の値
○雇用障害者数及び実雇用率のいずれも対前年で上回る。