平成 27 年就労条件総合調査の概況が発表されました。
大きく3つのグループで発表されています。
●労働時間制度
(1) 所定労働時間
(2) 週休制
(3) 年間休日総数
(4) 年次有給休暇
(5) 変形労働時間制
(6) みなし労働時間制
●定年制等
(1) 定年制
(2) 一律定年制における定年年齢の状況
(3) 一律定年制における定年後の措置
●賃金制度
(1) 時間外労働の割増賃金率
(2) 1か月 60 時間を超える時間外労働に係る
割増賃金率及び代替休暇制度
(3) 諸手当
上記の順番に数回に分けて掲載していきます。
今回は、(1) 所定労働時間と(2)週休制
(1)所定労働時間
☑1日の所定労働時間は、1企業平均7時間 45 分、労働者1人平均 7 時間45 分となっている。
☑週所定労働時間は、1企業平均 39 時間 26 分、労働者1人平均39 時間 03 分となっている。
☑週所定労働時間の1企業平均を企業規模別にみると、1,000 人以上が 38 時間 58 分、300~999人が 39 時間 02 分、100~299 人が 39 時間 20 分、30~99 人が 39 時間 30 分となっている。
☑産業別にみると、金融業,保険業が 38 時間 00 分で最も短く、宿泊業,飲食サービス業が 40 時間 17分で最も長くなっている。
(2)週休制
☑主な週休制の形態をみると、「何らかの週休2日制」を採用している企業割合は 85.2%。
☑「完全週休2日制」を採用している企業割合は、50.7%。
☑これを企業規模別にみると、1,000 人以上が 69.3%、300~999 人が 59.5%、100~299 人が 54.1%、30~99 人が 48.3%となっている。
☑産業別にみると、金融業,保険業が 91.2%で最も高く、鉱業,採石業,砂利採取業が 22.6%で最も低くなっている。
☑週休制の形態別適用労働者割合をみると
「何らかの週休2日制」が適用されている労働者割合は 85.2%、
「完全週休2日制」が適用されている労働者割合は 61.1%となっている。