中心骨組であるキーワード
今回は、キーワードの内容です。
まずは、質問から。
遺族厚生年金の支給要件を4つ答えよ。
と、いきなり質問されてもなかなか答えが出てこない受験生は多いと思います。(覚えていなくても大丈夫。まだまだこれからです。)
ただし、本試験までには、少なくともキーワードは、明確に想起できるまでにしておくことが重要です。
まずは、4つのキーワードをとにかく覚える。
そして、少しずつ、肉付けをしていきます。
まだ、理解できていない受験生は、当然理解する必要がありますが、「理解してから覚える。」のではなく、「理解しながら覚える。」という意識で進めてください。
ただし、残念ながら1回覚えたくらいで記憶に定着しません。
くどいほど、繰り返してようやく頭の片隅に残る程度です。頭の片隅に残れば、後一押し覚えこみます。
遺族厚生年金の支給要件に戻ります。
答えは、下記の4つです。
①被保険者
(失踪の宣告を受けた被保険者であった者であって、行方不明となった当時被保険者であったものを含む。)
②被保険者であった者が、被保険者の資格を喪失した後に、被保険者であった間に初診日がある傷病により当該初診日から起算して5年を経過する日前に死亡したとき
③障害等級の1級又は2級に該当する障害の状態にある障害厚生年金の受給権者が、死亡したとき
④老齢厚生年金の受給権者又は受給資格期間を満たした者が、死亡したとき
ここに2人の受験生がいます。11日後に確認テストをします。
Aさんは、気合を込めて、10分間、遺族厚生年金の4つの支給要件を覚えます。
10分間集中して暗記したので、確認テストまでは再度確認しない意気込みです。
一方のBさんは、1日1分だけ10日間、4つの要件を確認します。
Aさん、Bさんともに合計時間は10分と同じですが、11日目に確認した場合、明らかにBさんの方が正確に解答できます。
いずれにしても、まずは、キーワードをしっかり覚えて、少しづつ肉付けをしながら繰り返し繰り返し覚えていくのが近道です。
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