選択式に関しては、2つの学習方法が考えられます。
1つは、択一式の学習の延長線上で得点が見込める科目。(A)
例えば、労基法や労災等々。
もう一つは、教科書、テキストに記載がない科目。(B)
労一、年金科目等。つまり、白書やその他の調査等からの出題です。
受験生が悩むのは(B)の学習方法ですが、
前提として、(A)と(B)では、学習方法を変える必要があります。
(A)に関しては、択一式をしっかり学習しながら、キーワードや数字を覚えていくと、必然的に満点、もしくは4点、最低でも3点はキープできます。
市販の選択式の問題集でも十分に対応できます。
問題は、(B)ですが、合格するためには、これを攻略する必要があります。
本年度の労務管理その他の一般常識の問題を見ると、A~Cの能力開発基本調査は、平成24年度の労1の問4の択一式をベースにした問題になっています。(ほぼそのままです)
併せて、Eの外国人労働者に関しては、厚生労働省のホームページに「外国人雇用状況」の届出状況 【概要版】 (平成28年10月末現在)にしっかりと国別の労働者数が明記されています。
・中国 344,658人(全体の31.8%) [前年同期比6.9%増加]
・ベトナム 172,018人(同15.9%) [同 56.4%増加]
・フィリピン127,518人(同11.8%) [同 19.7%増加]
・ブラジル 106,597人(同 9.8%) [同 10.3%増加]
・ネパール 52,770人(同 4.9%) [同 35.1%増加]
(B)の学習方法は、範囲も広く闇雲に学習できない科目です。
学習の軸を作る必要がありますが、
一つは、過去問の択一式の肢を選択式の教材の位置づけで学習する。
もう一つは、厚生労働省の情報を日頃よりチェックする。
いづれにしても、市販されている選択式の問題集は、(A)の「択一式の学習の延長線上で得点が見込める科目」には有効ですが、
(B)の「教科書、テキストに記載がない科目」は、市販の問題集を繰り返しても、得点を挙げることは無理です。
繰り返しますが、
(B)の学習方法は、
・過去問の択一式の肢を選択式の教材の位置づけで学習
・厚生労働省の情報を日頃よりチェック