択一式の問題の種類には、
「正誤問題」
「組合わせ問題」
「個数問題」
の3つの出題形式があります。
ここ数年「正誤問題」に加えて、「組合わせ問題」「個数問題」が散見されます。
「組合わせ問題」「個数問題」に関しては、苦手意識を持たれている方が多いのではないかと思いますが、2回に分けてその対策に関して記載していきます。
まずは、正誤問題に関してですが、大きく2種類あります。
「単独問題」と「テーマ問題」です。
単独問題とは、5つの選択肢のテーマ(項目)がバラバラの場合
(つまりそれぞれ単独のテーマ)
例えば、下記のような問題です。
下記の総則に関して、正しいものを選べ。 (A)法1条の労働条件の原則について… (B)法3条の均等待遇に関して… (C)法4条の男女雇用機会均等法では… (D)法7条公民権行使に関して… (E)法9条労働者とは… |
労働基準法の総則という項目では共通ですが、内容はそれぞれバラバラで比較しようがありません。
1つずつ正誤を判断するしかありません。
一方の「テーマ問題」
下記の労働時間に関して正しいものを選べ。 (A)1カ月単位の変形労働時間に関しては、… (B)フレックスタイム制に関しては、… (C)労働時間の途中に付与する休憩に関して、… (D)1カ月単位の変形労働時間に関しては、… (E)1カ月単位の変形労働時間に関しては、… |
上記の場合は、大きな括りでは労働時間ですが、さらに分けると(A)(D)(E)が1カ月単位の変形労働時間制に関する内容とそれ以外の問題と大きく2つに分けることができます。
上記のような場合は、「1カ月単位の変形労働時間制」の3つの選択肢同士を比較することが可能になります。
一概には言えませんが、問題作成者は、「1カ月単位の変形労働時間制」に重きを置いて問題を作成している意図が見えます。
また、(A)(D)(E)を比較する中で正誤のヒントが見つかる可能性もあります。
いずれにしても、「正誤問題」は、1肢1肢を○、△、×を付けながら判断することになります。
「正誤問題」の場合は、正誤が付かない肢が残っても、他の肢で明らかに正誤が判断できれば得点を挙げることが可能ですが、「個数問題」や「組合わせ問題」の場合は、1肢でも正確に正誤の判断が付かなければ、正確な個数をカウントできなくなります。
そのような意味で「個数問題」や「組合わせ問題」は、実力が試されます。
「正誤問題」「個数問題」「組合わせ問題」であろうが受験生の条件は同じです。
まずは、苦手意識を無くすことです。
苦手意識を少しでも取り去るテク二ックに関しては次回記載していきます。(回答を見ながら判断できるテクニックです。)
内容に関しては、次回更新していきます。