「いつ復習をすればよいのでしょうか?」
というご質問もよく伺います。
例えば、3名の受験生がいるとします。
どの受験生が、最適かどうか考えていきます。
受験生A:3日後、7日後、10日後、1カ月後というように計画を立てて復習する。
受験生B:科目終了後に、一気に最初のページから復習する。
受験生C:気が付いた時に復習する。
まず、受験生Aですが、計画を立ててスケジュール通りに学習する。
計画を立てるのは、ワクワクします。
ただ、続きません。
おそらく計画を立てても最初の数日だけです。
前回は、無理があったので次は少しゆったりとした計画を立てようと再度計画作りに着手します。
そんなことを繰り返す。
次に、受験生Bです。
労働基準法が終わったので、時間をしっかり取って復習にかかる。
1ページ目から目を通していきます。
すると、
「あれ?こんなのやったっけ?」
「理解したつもりだったけど、思い出せない。」
決局、その日は、最後までテキストに目を通すことなく終了。
最後に、受験生Cです。
「気が付いた時に」ということで、ノープランです。
ただ、「いつでも、どこでも」時間があれば復習するというスタイルで学習しています。
通勤中の電車の中で、キーワードを確認する。
10分だけソファーで過去問を復習。
A4の用紙に殴り書きしたポケットに携え、時間があればチェックします。
おそらく受験生Cがもっとも効率が良い復習方法ではないでしょか。
復習するタイミングは、「忘れる前に」復習するのが一番効率が良い復習方法です。
ただ「忘れる前」がいつなのか、誰にもわかりません。
科目や得手不得手、好不調等々により変化します。
言えることは、ちょっとでも早く復習することです。
それも1回や2回ではなく、覚えこむまで繰り返し復習します。
「復習」というと、構えてしまいますが、確認する作業です。
そのための環境(常に手元に復習するものを携える)作りは重要です。
社労士の試験は、出題範囲も広く、覚える用語や数字が山ほどあります。
受験生の大半は、覚えることに苦労されています。
そのためにも、
「いつでも、どこでも」時間があれば復習するというスタイルで学習することをお勧めします。