労働経済や白書に関して
ご質問の中で多いのが「労働経済・白書」の学習方法です。
再受験生からのご質問が大半ですが、労働経済・白書の学習は本当に悩ましいことです。
他の法律科目は、ある程度全体像が見えますが、白書や労働経済に関しては、全体像が見えません。
以前ブログで書いた「天井が見えないもの」かもしれません。
どのように学習するかというと、これはコツコツやるしかありません。
ゴールデンウィーク明けの各種学校の労働経済や白書の直前対策セミナーに満を持して出向いても未消化の受講生が大半かと思います。
また、直前に発売される市販のテキストを購入しても、最初の労働力人口等々の数字は押さえたけど、その先進まずギブアップの受験生が多いと思います。
では、どうするかというと、
白書や労働経済に関しては、既に公表しているものがあります。
また、白書に関しては、必ずしも直前のものから出題されるわけではありません。
例えば、平成30年版の労働経済白書は、すでに9月28日に公表されています。
厚生労働省のホームページで閲覧可能です。
学習方法は、白書であれば、キーワード、労働経済であれば数字を拾ってカードに書き写して、自分の手の内に収めていきます。
「手の内」とは、まさに自分の支配下に持ってくることです。
ゴールデンウィーク明けの直前対策セミナーの資料や直前に発売される市販本を短期間で手の内(支配下)に収めるのは容易ではありません。
まずは、カードにして自分の手の内に収めたら、後は、繰り返し覚えることです。
テキストやセミナーだと、その場限りで「手の外」のままです。分量が多すぎます。
今から、数字やキーワードを拾って(カードに書く)手の内に収めることは十分可能ですし、今からコツコツやっていけば、直前期に慌てることはありません。
ただし、余り欲張っても長続きしません。
1ページに多くの数字があっても、我慢して2、3を拾って少しずつ量を確保していきます。
カードが100、200となれば、直前期に慌てることが無くなります。
繰り返しになりますが、白書や労働経済に関しては、今から出来ることをコツコツ拾い集まる。
拾い集めたものをカードにして自分の手の内に入れていく学習が有効です。