労働経済白書の「まとめ」から文章をピックアップしました。
「きめ細かな雇用管理」を担う管理職の育成に向けた課題について(p307)
本試験同様、選択肢としての形式で記載していきます。
(内容は、変えていません。従ってすべて正解になります。)
[問題]役職に就いていない職員や係長・主任相当の職員の管理職への昇進希望を確認すると、「管理職以上に昇進したい」が 38.9%である一方で、「管理職に昇進したいとは思わない」が61.1%と高い割合となっていた。
[問題]管理職に昇進したいとは思わない理由をみると、「責任が重くなる」が最も多
く挙げられており、次いで、「やるべき仕事が増え、長時間労働になる」「現在の職務内容で働き続けたい」「部下を管理・指導できる自信がない」「賃金が上がるが、職責に見合った金額が払われない」が多く挙げられていた。
[問題]管理職以上に昇進したいと思う理由をみると、「賃金が上がる」が最も多く挙げられており、次いで、「やりがいのある仕事ができる」「仕事の裁量度が高まる」「部下を管理・指導する能力を向上させたい」が多く挙げられていた。
[問題]現在、管理職として就労している者の悩みでも、「部下の人事評価が難しい」「職場の又は自分の業務量が多すぎる」「部下が自分の指示通りに動かない」といった雇用管理や能力開発に関連するものが挙がっていたことを踏まえると、管理職の業務負担の見直し、能力開発、処遇改善に積極的に取り組んでいくことが重要であろう。