「インプット」と「アウトプット」について
今回は、社労士試験のインプットとアウトプットに関する内容です。
(社労士試験に限らず、他の試験勉強も同じです。)
大まかには、「インプット」と「アウトプット」の2つに分けてスケジュールを組んでいきます。
9月、10月頃より学習をスタートして、一通り全科目が終了する5月の連休前までを「インプット」の時期。
そして、本試験までの後半戦を答案練習会や模擬試験での「アウトプット」の時期。
上記の様な大括りのスケジュールになります。
「インプット」は、理解して、記憶に定着させる。
「アウトプット」は、「インプット」したものを想起させて、吐き出すというイメージですが、資格試験に関しては、
・覚えているかどうか
・知っているかどうか
で得点は大きく変わり、合否に大きく影響をします。
「アウトプット」というと問題集を解いてたり答案練習や模擬試験ということになりますが、むしろ「インプット」が正確にされているかどうかの確認作業が「アウトプット」です。
つまり、基本事項を繰り返し「インプット」しながら、本当に「インプット」されているかどうかの確認が「アウトプット」ということになります。
試験勉強では、あくまで「インプット」がメインです。
ましてや数字や要件等々覚えることの多い社労士試験では、「インプット」無くして合格はあり得ません。
いずれにしても、本試験の当日まで、「インプット」です。
一度理解して覚えても、時間が経過するに連れて、記憶が曖昧になり、果ては忘れてしまいます。
しっかりと本試験当日に正確に「アウトプット」(想起)するためには、一度「インプット」したことでも繰り返し「インプット」して、記憶に刷り込むことが必要です。
今の時期、基本事項をさらに確認して覚える(覚え直す)となると、このままの学習方法で大丈夫かな?と思ってしまいますが、これからの時期だからこそ、基本事項を正確に撤底的に記憶「インプット」していくことが重要です。
・雇用保険法の所定給付日数を正確に暗記しているかどうか?
・労働基準法の労働時間の上限の法改正の数字を正確に暗記しているかどうか?
・厚生年金保険法の遺族厚生年金の4つの要件を正確に覚えているかどうか?
・健康保険法の高額療養費の数字を覚えているかどうか?
今一度確認してみてください。
上記の質問の答えに窮するようでしたら、今から直ぐに該当箇所を確認して、覚えていってください。
記憶が曖昧でも、正確に暗記していなくても、暗記が中途半端でも、これから「インプット」です。
「アウトプット」の前提は、「インプット」であり、正確に「アウトプット」するためには、しつこいほど「インプット」する必要があります。