再受験生が陥りやすい学習法のミス
今回は、学習法について配信していきます。
2つのグループに分けて記載していきます。
まず、1つのグループは、30点前後以下の受験生。
①圧倒的に学習時間が不足していた。
②ツール(テキスト、問題集、通学、通信ほか)が自分に合っていなかった。
③勉強方法が確立できなかった。
上記が考えられます。
今までの延長で勉強するのを一度立ち止まり、改めて考える時間が必要かと思います。
次に、合格ラインには十分絡んでいたグループ。
このグループは、上記の➀~③は、基本的にクリアしていると考えます。
ただし、注意するのは、
「今年は、合格ラインに絡んだので、来年も大丈夫。」
「択一式は取れたけど、選択式の足切りに掛かかっただけ。来年こそ合格」
と来年に期待する受験生も多いと思いますが、来年同じような得点を取れる保証はどこにもありません。
たまたま、運が良かった。
勉強した箇所が偶然出題された。
迷った最後の2肢で、ことごとく正解した。
次年度受験し、「こんなはずではなかった」という受験生も大勢います。
慢心しないこと
油断大敵です。
いずれにしても、「新たな気持ちで1から学習することが必要です。」
と言いたいところですが、
「1から学習」する必要はありません。
労働基準法の1ページ目から、「今年は、完璧に学習する」ということで、深堀りする受験生がいますが、それよりも、
「今までの知識を維持しながら、積み上げていく。」ことを意識した勉強です。
弱点を補強したり、覚えるべき要件や数字を、維持する努力が必要です。
繰り返しますが、合格ラインに絡んだ受験生の学習方法は、
「今まで勉強したことの知識の維持と積み上げ」です。
(了)