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労働安全衛生法の学習法 合否を分けます

労働安全衛生法の学習法

今回は、労働安全衛生法の学習のポイントです。

 

テーマは、地味ですが、極めて重要な内容です。

 

労働安全衛生法と聞いて受験生の皆さんは、

・労働基準法の陰に隠れている科目

・機械の名称や物質の名称をひたすら暗記する科目

・労働基準法がメインで安衛法は、おまけ科目

等々、本当に地味な科目です。

 

社会保険労務士の試験科目の中で一番目立たない科目かもしれません。

 

しかしながら視点を変えると、ものすごく重要で合否を分ける重要な科目であることが理解できると思います。

 

なぜ重要かというと、「選択式」で合否に絡んでくる可能性があるからです。

 

選択式の配点は、労働基準法3点で安全衛生法2点の合計5点です。

 

3点が合格ラインですが、仮に労働基準法の3問が難問で1つしか取れなかった場合、安衛法でカバーするしかありません。

 

令和2年の問題も労働基準法は、判例からの出題で難問でした。

安衛法でカバーする必要があります。

残念ながら、令和2年の安衛法の2問のうち【 E 】は、テキストレベルを超える難問でしたが、【 D 】は、基本問題で必ず取らなければならない問題です。

3 事業者は、労働者を本邦外の地域に【 D 】以上派遣しようとするときは、あらかじめ、当該労働者に対し、労働安全衛生規則第44条第1項各号に掲げる項目及び厚生労働大臣が定める項目のうち医師が必要であると認める項目について、医師による健康診断を行わなければならない。

4 事業者は、高さ又は深さが【 E 】メートルを超える箇所で作業を行うときは、当該作業に従事する労働者が安全に昇降するための設備等を設けなければならない。ただし、安全に昇降するための設備等を設けることが作業の性質上著しく困難なときは、この限りでない。

D6月  E1.5

 

年度によりテキストに記載していない箇所からの出題がありますが、例年は、テキストレベルの問題です。

ゴシック体を押さえれば、選択式は十分対応可能です。

 

 

合わせて、10年間分(全部で20キーワード)の選択肢をテキストの該当箇所にチェックしてください。

広く浅く出題されていることがわかります。

 

労働安全衛生法は、「もし私が問題を作成するならここを抜く」ということを考えながら学習を進めていくのも楽しいかと思います。

 

 

(まとめ)

 

労働安全衛生法は、条文を読む際も択一式を勉強する際も、常にキーワード(選択式)を意識しながら学習をすることが必要です。