令和3年版 厚生労働白書
【問題】近年、パートタイム労働者、有期雇用労働者、派遣労働者といった非正規雇用労働者は、全体として増加傾向にあり、雇用者の約4割を占める状況にある。
【問題】これらは、高齢者が増える中、高齢層での継続雇用により非正規雇用が増加していることや、景気回復に伴い女性を中心にパートなどで働き始める労働者が増加していることなどの要因が大きい。
なお、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響もあり、2020(令和2)年には2,090 万人と、前年比で減少した。
【問題】高齢者や学生アルバイトなど、非正規雇用の全てが問題というわけではないが、正規雇用を希望しながらそれがかなわず、非正規雇用で働く者(不本意非正規雇用労働者)も 11.5%(2020年)存在し、特に25~34歳の若年層で16.8%(2020年)と高くなっている。
【問題】非正規雇用労働者は、雇用が不安定、賃金が低い、能力開発機会が乏しいなどの課題がある。一方、非正規雇用労働者の中には「自分の都合のよい時間に働きたいから」等 の理由により自ら非正規雇用を選ぶ方もおり、多様な働き方が進む中で、どのような雇用形態を選択しても納得が得られる処遇を受けられることが重要である。
上記の問題は、すべて正解です。
非正規雇用の現状と課題(p208)
近年、パートタイム労働者、有期雇用労働者、派遣労働者といった非正規雇用労働者は 全体として増加傾向にあり、雇用者の約4割を占める状況にある。これらは、高齢者が増える中、高齢層での継続雇用により非正規雇用が増加していることや、景気回復に伴い女性を中心にパートなどで働き始める労働者が増加していることなどの要因が大きい。 なお、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響もあり、2020(令和2)年には2,090万人と、前年比で減少した。 高齢者や学生アルバイトなど、非正規雇用の全てが問題というわけではないが、正規雇用を希望しながらそれがかなわず、非正規雇用で働く者(不本意非正規雇用労働者)も 11.5%(2020年)存在し、特に25~34歳の若年層で16.8%(2020年)と高くなっている。 非正規雇用労働者は、雇用が不安定、賃金が低い、能力開発機会が乏しいなどの課題がある。一方、非正規雇用労働者の中には「自分の都合のよい時間に働きたいから」等 の理由により自ら非正規雇用を選ぶ方もおり、多様な働き方が進む中で、どのような雇用 形態を選択しても納得が得られる処遇を受けられることが重要である。 |