ねんきんネットとねんきん定期便(令和3年 厚生労働白書p331)
■「ねんきんネット」
「ねんきんネット」の機能改善と利用促進
2011(平成23)年2月から、日本年金機構において、ご自身の年金記録などをパソコ ンやスマートフォンで24時間いつでも手軽に確認できる「ねんきんネット」のサービス を提供している。 「ねんきんネット」では、お客様サービスの向上を図るため様々な機能を提供しており、 現在と今後の働き方や収入、期間等の条件を設定した場合の年金見込額の試算や、電子版 の通知書の閲覧、原本が必要な場合における通知書の再交付申請などを行うことができ る。 「ねんきんネット」は、パソコンやスマートフォンから日本年金機構のウェブサイトに アクセスし、登録を行うことで利用が可能となり、ユーザID取得者数は、2021(令和3) 年3月末現在、666万人となっている。 また、2018(平成30)年10月から、マイナポータルとの属性連携を開始したことに より、マイナンバーカードがあれば、「ねんきんネット」に登録していなくとも、マイナ ポータルからアクセス可能となっており、リーフレット等を活用してマイナポータルとの 連携に関する周知を行っている。 |
■「ねんきん定期便」
「ねんきん定期便」の見直しについて 国民年金・厚生年金保険の全ての現役加入者に毎年誕生月に送付する「ねんきん定期便」について、記載内容を見やすく分かりやすくし、公的年金制度のポイントを周知するため、2019(平成31)年4月から以下の見直しを行っている。
・文字を減らして大きくし、イメージ図を活用して、見やすく改善 ・年金の受給開始時期は、60~70歳の間で選択できることを明記 ・年金の受給開始時期を70歳まで遅らせた場合、65歳と比較して年金額が最大42%増 加することがわかるイメージ図を表示 ・節目年齢(35歳、45歳、59歳)に送付する封書の「ねんきん定期便」には、新たに 繰り下げ受給のメリット等を分かりやすく説明したリーフレットを追加また、2020年度においては、50歳以上の「ねんきん定期便」について、受給開始年齢を70歳まで繰り下げた場合のイメージ図に年金見込額を追加し、50歳未満の「ねんきん 定期便」について、今年までの「加入実績に応じた年金額」に加え、前年までの「加入実績に応じた年金額」を表示するなどの見直しを行っている。 |