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本日6月15日 年金額がどうなっているか

6月に支払われる年金が前年と比べて04%減額されます。

 

令和44月(615日(水曜)支払分)からの年金額は、令和3年度から比較して0.4%の引き下げとなります。

 

年金は原則、2月、4月、6月、8月、10月、12月の偶数月に年6回に分けて支払われます。

 

今年度の年金(4月・5月分)は、615日に初めて支給されることになりますが、0.4%減額された形での支給になります。

 

新型コロナ等の影響により、年金の保険料を納める現役世代の賃金が減少したことを受け、年金の引き下げは2年連続になります。

 

 

以下、令和4年1月 21 日厚生労働省公表の記事です。

 

令和4年度の年金額改定についてお知らせします

~年金額は昨年度から 0.4%の引き下げです~

 

総務省から、本日(1月 21 日)、「令和3年平均の全国消費者物価指数」(生鮮食品を

含む総合指数)が公表されました。

これを踏まえ、令和4年度の年金額は、法律の規定に基づき、令和3年度から 0.4

の引き下げとなります。

 

【年金額の改定ルール】

年金額の改定は、名目手取り賃金変動率がマイナスで、名目手取り賃金変動率が物価変動率を下回る場合、年金を受給し始める際の年金額(新規裁定年金)、受給中の年金額(既裁定年金)ともに名目手取り賃金変動率を用いることが法律で定められています。

 

このため、令和4年度年金額は、新規裁定年金・既裁定年金ともに、名目手取り賃金変動

率(▲0.4%)に従い改定されます。

 

また、賃金や物価による改定率がマイナスの場合には、マクロ経済スライドによる調整は行わないことになっているため、令和4年度の年金額改定では、マクロ経済スライドによる調整は行われません。

 

なお、マクロ経済スライドの未調整分(▲0.3%)は翌年度以降に繰り越されます。

 

参考1:令和4年度の参考指標

・ 物価変動率 :▲0.2

名目手取り賃金変動率  :▲0.4

・ マクロ経済スライドによるスライド調整率  :▲0.3

 

「名目手取り賃金変動率」とは、2年度前から4年度前までの3年度平均の実質賃金変動

率に前年の物価変動率と可処分所得割合変化率(0.0%)を乗じたものです。

 

◆名目手取り賃金変動率(▲0.4%)

= 実質賃金変動率(▲0.2%)+ 物価変動率(▲0.2%)+ 可処分所得割合変化率(0.0%)

 

実質賃金変動率…平成 30~令和2年度の平均

物価変動率…令和3年の値

 

可処分所得割合変化率…令和元年度の値