今回は、令和4年度の国民年金の加入・保険料納付状況に関する厚労省HPからの抜粋です。
厚生労働省HPより(令和5年6月26日)
令和4年度の国民年金の加入・保険料納付状況を公表します
~日本年金機構発足後初めて国民年金第1号被保険者の最終納付率80%超を達成~
厚生労働省では、令和4年度の国民年金の加入・保険料納付状況を取りまとめましたのでものを公表。
(1)第1号被保険者の令和4年度の最終納付率(令和2年度分保険料)は、80.7%
・ 前年度から2.7ポイント増加
平成24年度の最終納付率(平成22年度分保険料)64.5%から 16.2 ポイント増加し、10年連続で上昇。
(2)国民年金第1号被保険者が減少する中、全額免除・猶予者は606万人と令和3年度より6万人減少。
(3)令和4年度末の未納者は89万人(前年度より17万人減少)
なお、厚生年金保険被保険者(第1号厚生年金被保険者の収納率は98.5%)、国民年金第3号被保険者等も含めた公的年金加入対象者全体でみると、未納者は約1%
(4)日本年金機構(平成 22 年1月発足)では、発足当初 60%台であった最終納付率について、80%到達を令和4年度の最重点取組と位置づけ、以下の取組を実施した結果、初めて80%台を達成
・ 本部に専門チームを設置し、年金事務所の進捗管理の徹底や年金事務所への個別指導の実施
・ 口座振替やクレジットカード納付、コンビニでの納付の促進、スマートフォンアプリ決済サービスでの納付の導入等による保険料を納めやすい環境づくり
・ 年齢や所得、未納月数等、未納者の属性に応じて効果的に納付書、催告状等の送付
・ 納付督励や免除等勧奨業務を受託する事業者との連携強化
・ 他の都道府県に比べ納付率が低い沖縄県の「沖縄プロジェクト」や未納者数が多い 20 か所 の年金事務所の体制整備等を継続して実施